結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みにプランナーの本音トーク続々! プロフェッショナルガイド

Question 今回のお悩みは・・・ 結婚式をした方が良いとは思いますが迷っています

ウエディングプランナー 奥野美帆さんのアドバイス ウエディングプランナー
奥野美帆さんのアドバイス

Answer 「『いかにも結婚式です』という結婚式にしなくてもよいのでは?」

「結婚式をした方が良い」と思っていらっしゃるということは、
結婚式が、これまでお世話になった方に感謝を伝える場であるということや、
これから新しい人間関係を作っていくにあたって、結婚することをオフィシャルにしておく必要性は感じていらっしゃるということですよね?
問題は、なぜ結婚式を迷っているかということですが…。

迷う理由① そんなにたくさん招待できないから 迷う理由② 目立つことが好きじゃないから

この2つの理由をもとに考えてみましょう。

迷う理由① そんなにたくさん招待できないから

迷う理由① そんなにたくさん招待できないから昔からのご友人が遠方に散らばっていたり、お仕事の日程調整が難しかったりして、
「わざわざ来てもらうのがなんだか申し訳ない」というその気持ち、わかります。
それなら、ご家族とご親族だけで挙式会食をされてはいかがでしょうか?
ご親族同士はとくに、おふたりの結婚式が、初めて顔を合わせる絶好の機会になります。
おふたりにとっても、結婚の報告が一気にできる→夫婦として認めてもらえる→結婚生活のサポートをしてもらえる、などのメリットがあります。
しかも、雰囲気のよい空間で、おふたりが選んだ料理を専任シェフが調理してくれるから、初対面のご親族同士もきっと会話が弾んで、おつき合いも深まるはず。
そんな数時間をセッティングするだけで、長い結婚生活のサポートをしてもらえるとしたら、こんなに便利なことはないですよね?

迷う理由② 目立つことが好きじゃないから

迷う理由② 目立つことが好きじゃないから これは、披露宴の進行そのものをアレンジすることで解決しますよ! たとえば、一番目立つタイミングは「新郎新婦入場」です。
みなさんの視線が一斉に集まるなか、スポットライトを浴びてふたりで歩く…目立つのがイヤな方にとっては想像したくもないかもしれませんね(笑)
それなら順序を逆にして、おふたりが先に会場で待機していて、ゲストのみなさんを招き入れるというスタイルはいかがですか?
すごく素敵なサプライズになると思いますよ。
また、新郎新婦はメインテーブルに座って「みんなに見られる」ものと思い込んでいませんか?
極端な話、メインテーブルを設けなくてもよいのです。
ゲストのテーブルすべてに新郎新婦席を設けておいて、おふたりが移動していってはどうでしょう?
「みんなに見てもらう」のではなく、「おふたりが挨拶に行く」のです。
きっとゲストのみなさんも、「ふたりらしい結婚式だったね」と好意的に受け止めてくださいますよ。
最後にひとつ。 目立つのが苦手な新婦さまも、ウエディングドレスはぜひ着てくださいね。
なぜなら、ゲストのみなさんはおふたりのために着飾って来られるのですから、おふたりも、正装してお迎えするのがマナーだからです。
最近はシンプルなデザインのドレスも多いので、お似合いになる一着がきっと見つかると思いますよ。

奥野 美帆 Okuno Miho

奥野 美帆Okuno Miho

美容師、マスコミ営業を経て、ウエディングプランナーに。「鮒鶴 KYOTO KAMOGAWA RESORT」 「リバースイート大阪」を経て、現在はコンサルタントとして活躍中。「結婚式は、昔から大切にされてきた文化であり、新しいニーズが次々と生まれる最先端の文化。すごく奥深いです」
バリューマネジメントグループ