結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みに プランナーの本音トーク続々!プロフェッショナルガイド

「ケンカするほど仲がいい」といいますが、これって本当のことで。
そもそも相手に興味がなければケンカにさえならない。
ケンカしない新郎新婦さまのほうが私にとっては不安です。

私自身も結婚式をしたばかりなのでよくわかるのですが、準備期間はよくケンカしました。
でも、ケンカしながら一緒に歩いてきたからこそ、いい結婚式になったわけで。
彼なんかは「結婚式、もう1回やりたいな」などと言う始末(笑)
すみません、私の話はそれぐらいにして、ポイントを整理しますね。

Point1

どんな思い出を大事にしているか聞いてみる

これは、結婚式のテーマ設定に欠かせないことなので、ウエディングプランナーがおたずねすることも多いかと思いますが、あえておふたりの間で話し合ってみてください。

もしも、予想さえしていなかった答えが返ってきたらチャンスです。
「えっそこ!?私は……」と、価値観の擦り合わせをし始めましょう。
価値観はそもそもちがうものですから、ここでケンカができれば大成功です。
そうやって、ふたりの歩いてきた道を一緒に振り返ってみると、乗り気じゃない彼も結婚式をする意味が見えてくるかもしれません。

Point2

彼の得意分野を探して宿題をふる

衣裳選びに、お花選び、婚礼メニューの検討や、席次決め……結婚式当日までには、やるべき「宿題」が山のようにあります。
ここで注意したいのが、宿題を平等に分担しないこと。
誰だって、興味のないことを無理強いされるのはイヤですよね?
だから、彼が興味をもちそうなジャンルの宿題を渡すのです。
音楽が好きな彼ならBGM選び、パソコンが得意な彼ならプロフィールビデオ編集、グルメな彼ならシェフとの打合せ、といったように。
ご自分で言うのはちょっと……という場合は、ウエディングプランナーを巻き込みましょう。
他の新郎さまがどんなふうにBGMにこだわっているかなど、具体例を挙げながら、彼の競争心をあおることもできます(笑)

Point3

相談されたら真剣に聞く。ちゃんとできたら100でホメる!

ここからが肝心です。
彼が宿題をやっているなかで、「これどう思う?」と相談されることがあったら、ご自分の宿題の手を止めてしっかりと質問に答えてあげてください。
時には意見するのではなく、ホメることが大事です。
ちょっとオーバーかな、と思うぐらいの勢いで「すっごく素敵!さすが!」と、100でホメてあげるのです。
きっと彼は、あなたの宿題も手伝ってくれるようになりますよ。

竹安 香

Horiike Maki

学生時代よりウエディング業界を経験し、卒業後はウエディングドレスのコーディネーターに。その後、いい結婚式を一緒につくっていける仲間に出会い、ウエディングプランナーになって8年目。現在、「鮒鶴 KYOTO KAMOGAWA RESORT」「AKAGANE RESORT 京都東山」の2会場のマネージャーとして活躍中。
バリューマネジメントグループ