How to場所選び

挙式や披露宴など、結婚式をどんな雰囲気や内容にするかを考えていくことは楽しいもの。でも、いざ会場を探そうとすると、なかなか難しかったりしますよね。

メインのおふたりはもちろん、参加するゲストにとっても大事なのが、「どの地域で結婚式が行われるのか」ということ。おふたりが理想の結婚式を行うためにも、おふたりのために足をはこんでいただくゲストのためにも、結婚式を行う場所選びは重要なことなんです。

結婚式を行う場所ってどこに決めているの?

結婚式を行う場所選ぶ際、例えば以下のようなパターンがあるようです。

  • 新郎または新婦の実家の近く
  • 現在の居住地の近く
  • おふたりの実家の中間点
  • 国内/海外のリゾート地
  • その他

おふたりの実家や地元が近い方や、実家と住んでいる場所が近い方などは、地域が絞られてくるので、比較的場所選びもしやすいようです。

一方でおふたりの実家が遠く離れている方や、現在住んでいる地域が実家とも離れている方などは、いったいどこで式を挙げたらよいのか??と迷われる方が多いよう・・・

結婚LABOではその中でも、おふたりの実家、さらに居住地が離れている方たちが、どのような理由でどこの場所に決めたのかを聞いてみました!

出身地が異なるカップル、結婚式の場所選びアンケート

Q.ご夫婦の出身地が別々の都道府県でかつ、挙式当時に住んでいた場所もお互いの出身地ではなかった方にお聞きします。
(例:「新婦が福岡出身、新郎が新潟出身、おふたりの居住地が東京」など)

結婚式をどの地域で挙げましたか?
また、その理由を教えてください。

[選択肢]
新婦実家の近く/新郎実家の近く/挙式当時の居住地の近く/おふたりの実家の中間点/国内/海外のリゾート地/その他の地域

結果

新郎または新婦の実家の近く 29.2%(28名)
現在の居住地の近く 33.3%(32名)
おふたりの実家の中間点 9.4%(9名)
国内/海外のリゾート地 24.0%(32名)
その他 4.2%(4名)

各選択肢のコメント

①どちらかの実家の近く

  • 主人のほうが親戚縁者が多かったので、そちらを立てて主人の実家付近の都内で挙式しました。(40代/女性/個人事業主)
  • 新婦の祖父母があまり長距離移動することが大変であったので、新婦の本拠地の近場を選んだ。(30代/男性/正社員)
  • 結婚式を挙げるにいたっての打ち合わせや衣装合わせなど両親と調整しなければいけないことが新郎より、新婦のほうが多く打ち合わせに来てもらうのが楽だったから。(40代/女性/専業主婦(主夫))

②現在の居住地の近く

  • 打ち合わせなどで、式場に何度も足を運ばないといけなかったので、挙式当時の居住地の近くにしました。(40代/女性/専業主婦(主夫))
  • 東京で結婚式を挙げるほうが、出席してくれる職場の人のことを考えるとベストということで東京で挙げた。(50代/女性/専業(主夫))

③中間点

  • お互いの親戚が来やすいようにするために中間地点にした。中間地点で、良い挙式場所があったから。(30代/女性/専業主婦(主夫))
  • 2人の実家の中間地点。結婚式はまず親に披露したいということで双方の親に負担をかけないために中間地点でしました。(30代/男性/正社員)

④国内/海外リゾート地

  • 海外での挙式に憧れていたので、ハワイで挙式しました。(50代/女性/専業主婦(主夫))
  • ふたりの出身が違うため、逆に海外でやるきっかけにもなり、後押しにもなった(20代/男性/個人事業主)

⑤その他

  • 二人で初めて旅行に行った場所にしました。思い入れもあってとても良かった記憶があります。(20代/男性/正社員)
  • 新郎新婦ともに星を見るのが好きだったため、長野県で挙式を行いました。(20代/男性/正社員)

概要
調査期間:2017年7月21日~27日
調査対象:出身地が違い、居住地も違う方96名(平均年齢35.1歳)
調査方法:インターネットアンケート調査


今までお世話になってきた親族のためにも実家の近くで挙げたいという方や、現在住んでいる地域にお世話になっている方たちがいるので、居住地の近くで挙げたいといった意見が全体として多く見られました。さらに、一生に一度の結婚式だからこそ憧れの土地や思い出の土地で行いたいという決め方も非常に納得できますよね。

コメントとして面白かったのが、参加者の公平性に配慮して場所を決めているという意見。居住地がそのまま中間点なのでその場所にしたという意見もありましたが、ゲストにとってゆかりのない土地であっても、みんなにとって公平である場所を選ぶという意見は、おふたりの優しい心配りの一つですよね。
また、誰かを優先すると誰かが困ってしまうという状況をやりくりするのはおふたりにとって、大変なことでもあるようです・・・ゲストが遠距離だからこそ、みんなに公平にしたいという選択もあるのかもしれませんね。

結婚式を行う場所ってどのように決めたらよいの?

それぞれのメリットやデメリットなどがあってすぐに決めるのは難しいですよね。先輩の実施状況のもと、それぞれの場所がどんな方によいのかを結婚LABOなりにまとめてみました。この中でおふたりが何を重視したいかによって、結婚式を行う場所が決まってきますよ!

1.新婦または新郎の実家(地元)の近く

ジモコン

選び方

  • 長距離移動が難しい親族のことを配慮して。
  • 嫁いで家を離れていく新婦側の実家を配慮して。
  • 親族や友人などお招きするゲストが多い方の実家に。
  • 本家など、しきたりを重んじる家庭の習わしに従って。
  • 妊婦の負担を考え新婦の実家に。

注意しておくポイント

  • プランの打合せや衣裳合わせなどで数回帰省が必要。
  • 片方の親族などゲストにとっては距離が遠くなり、公平感に欠ける場合も。

2.現在の居住地の近く

選び方

  • 現在の仕事関係のゲストが参加しやすいように。
  • 今交流がある知人友人が参加しやすいように。
  • いろんな方面からアクセスのよい都会の居住地に。
  • 仕事をしながらも、結婚式の打ち合わせがしやすいように。

注意しておくポイント

  • 親族は基本的に移動が必要。

3.中間点

中間点ウエディング

選び方

  • 親族や友人などのゲストの公平性に配慮して。
  • どのようなゲストにとってもアクセスが良い場所に。
  • 地元ではない新しい土地でのウエディングがしたい。

注意しておくポイント

  • プランの打合せや衣裳合わせなどで数回遠征が必要。(リゾート婚のように遠方からの利用を前提としている会場は専用のサロンが用意されている場合もあるようです。)
  • リゾートほどではないかもしれないが、ゲストの移動費がかさむ場合も。

4.リゾート

京都婚

選び方

  • 憧れのリゾートウェディングを叶えるため。
  • 新婚旅行も兼ねて。
  • 少人数の参加者にして思いきって。
  • ゲストの平等性を考えて、いっそ理想の場所へ。

注意しておくポイント

  • 基本的にはサロンなどで打合せを済ませるので、実物が見られない場合が多い。
  • ほとんどのゲストに長距離移動が必要なため、お車代など移動費がかさむ場合も。
  • 披露宴を別の日程や場所で設定する場合、調整すべきことが多くなる。
  • ロケーションを重視するがゆえに天気が特に心配ごとに。

まとめ

おふたりにとって重要なのはどのような結婚式を行いたいのか!?ということ。
「ココじゃないといけない」とと思って結婚式を挙げる場所の可能性を狭めてしまっているかもしれません。「必ずしも地元でなくてもいいんだ!」「同じように悩んでいたから、思いきって決断できた。」など、この記事が一つの気づきとなり、理想の結婚式が行える可能性が広がることを願っています。