妊娠していることがわかって、初めての出産への期待と不安が交互に訪れ、新生活のことや親御さまのこと、いろんなことがわーっと押し寄せているんですね。
しかも、肝心の結婚式がまだなのに、結婚式の費用も心配で・・・。

どうか、落ち着いて。
結論を急ぐ必要なんてありませんよ。
それよりも、あなたの体が心配です。
ただでさえ不安定なこの時期、心の安定を第一に考えていきましょう。

親御さまは、どうしてほしいと思っていらっしゃいますか？

「家族のために結婚式がしたい」というあなたの言葉から察するに、あなたはきっと、ご家族が大好きで、いつも大事に思ってこられたんだと思います。
赤ちゃんができた今、その思いもひときわ強くなっているのでは？ では、親御さまは、どうしてほしいと思っていらっしゃいますか？
おふたりの間に赤ちゃんができたこと。
いつ、どんなカタチで結婚式をしてほしいのか。
そもそも、おふたりはどんなふうに親孝行がしたいのか。 結婚式のための貯金がない、という現実も含めて、一度、親御さまと話し合ってみませんか？ 「なんだ、お金のことなら心配しなくていいよ」と、
思ってもいなかったような言葉が飛び出すかもしれません。 「とにかく、結婚式はしておきなさい」と、
会場探しに付き添ってくださるかもしれません。 そうです。いくら親子とはいえ、心の中までは見えませんから。
実際、私が担当させていただいた新郎新婦さまの中でも、「ウチの親ならこう言うはず」と、想像だけで物事を決めてしまい、後で軌道修正をすることになった、というケースはめずらしくありません。 今からでも遅くはありません。
まずは、親御さまと話し合ってみてください。

「挙式だけの結婚式」には、メリットがいっぱい！

話し合った結果、「結婚式はしてほしいけど援助はできない」と言われたなら、「挙式だけの結婚式」をおすすめします。 結婚式場のチャペルを借りて、夫婦の誓いをご家族にお披露目するのです。
費用は、衣裳、ヘアメイク、挙式料込みで約20万円。
一般的な結婚式に比べてリーズナブルなのも魅力ですが、「挙式だけの結婚式」には、さらに3つのメリットがあります。 メリット① 何人呼んでも費用が変わらない
披露宴だと、招待人数が増えれば増えるほど費用も上がりますが、挙式だけなら費用は変わりません。
ご家族はもちろん、ご友人や職場のみなさま、大切な方々にお声をかけて、おふたりが夫婦になる瞬間に立ち会っていただきましょう。 メリット② 打ち合わせが断然ラク
披露宴の進行を決めたり、司会者さんとの打ち合わせ、引出物選びなど、結婚式をするには、会場に何度も通って打ち合わせをする必要があります。
挙式だけなら、これらの打ち合わせがほとんど必要ありません。
とくにマタニティの花嫁にとってはラクですよ。 メリット③ 人前式ならオリジナルの挙式も
キリスト教式や神前式とはちがい、人前式にすることによって、おふたりの思いを結婚式で表現することができます。 挙式のプログラム自体が自由に決められますし、結婚証明書にみなさまに署名していただいたり、 マリッジリングにリボンを通してみなさまにリレーしていただいたり、みなさまから1本ずついただいたお花を新郎さまが束ね、新婦さまへプロポーズブーケを渡すセレモニーも素敵ですね。 プロポーズブーケといえば、先日とっても素敵な結婚式に立ち会いました。
バラには、色によって花言葉があるのをご存知でしょうか？
その結婚式で使われたバラは「ダーズンローズ」と言う12本12色のバラでした。
そこで、12名のゲストに協力していただいたのです。
「愛」という花言葉をもつバラを新郎さまが受け取りながら、「私に愛の大切さを教えてくれた人です」と、その方をみなさまに紹介し、「友情」という花言葉のバラを受け取る時は、「私の唯一無二の親友です」と紹介し。
そうやって受け取った12本のバラでブーケを作り、新婦さまにプロポーズ！
おふたりの感謝がみなさまに伝わって、感動の挙式になったのです。 普段なら言えないような言葉も、結婚式なら伝えられます。 楽しいこと辛いことをわかち合い、一緒にがんばってきた友だちへ。
無償の愛で支え、いつも応援してくれた家族へ。
そして、夫婦になるあなたと、生まれてくる赤ちゃんへ。 今こそ、おふたりの思いをカタチにする時です。
そのためにまず、親御さまを交えて話し合ってみましょう。
そういった時間をもつことが、夫婦としての第一歩になるんですよ。