結婚を決めたら、いちばんに自分の親に報告を。
次に、お互いの家へふたりで挨拶に行く日程を調整します。
結婚は、親にとっても大きな幸せ。そんな親の気持ちを大切に、報告するときは「結婚したい人がいるから会ってほしい」とお願いする姿勢でのぞんで。親の顔を見て話すのが一番いいけど、実家が離れているなら必ず電話を。メールや留守電はNG! また、どんな相手なのかを知っておくと親もひと安心、ふたりで挨拶に来る日を楽しみにしてくれるはず。
お互いの親の都合に合わせて挨拶に行く日を決めたら、服装や手みやげの準備を。はじめて会う相手の家族に好印象をもってもらえるように、服装には普段以上に気を配りたいもの。
下の図は、男性の実家に挨拶に行くときのおもな流れ。前もってふたりでシミュレーションしておくと安心!
身だしなみの最終チェックを。携帯電話の電源は忘れずにオフ。
まず男性が女性を紹介し、それから女性が挨拶します。靴は正面を向いて脱ぎ、家に上がってからしゃがんで揃え、玄関の隅へ。そのとき、相手の両親にお尻を向けないよう体の向きを斜めにすると女性らしいキレイな所作に。
部屋に通されたら手みやげを袋から出して渡し、指示に従って着席。全員がそろったら立ち上がって自己紹介をしてしばらく歓談。
「こちらへどうぞ」と言われたら指示通りの場所に。指示がなかったら下座に座ること。下座とは、和室なら床の間の反対側で出入り口付近、洋室なら出入り口付近のこと
結婚の話を始めるタイミングは、場が和んだころに男性から。椅子に座っている場合はふたりで立ち上がって。座敷なら座布団をはずし、膝に両手を置くと背筋が自然と伸びます。
無事に話が終わったら、お茶やお菓子をいただきながら和やかに会話を。ただし長居をせず、2時間を目安に切り上げて。もしも食事をすすめられたら一度は遠慮し、再度すすめられたら遠慮せずに。最後は玄関で再びお礼を言って、お辞儀をして帰ります。
帰宅したらすぐにお礼の電話を。その後、ハガキや手紙でお礼状を出しておくと好感度も一気にアップ! 短くてもよいので、自分の言葉で感謝のきもちを伝えることが大切です。
※「かしこ」は女性だけが使う言葉。お礼状は週間以内に出そう