会場の雰囲気　×　スタッフ　＝　何％？

会場の雰囲気って、みなさんの中でもある程度イメージができているのではないでしょうか？
緑がいっぱいあってリゾート地みたいなところ、とか。
重厚感があって格調高く、落ち着いたところ、とか。
そういった雰囲気というのは、結婚情報誌やインターネット、パンフレット等である程度わかるので、見学に行く時すでに雰囲気は気に入っているはず。実際に見学してみて、イメージ通りかどうか確かめるのではありませんか？

実は、この会場見学というイベントには、雰囲気を確かめるよりも大切なことがあります。

それは、雑誌やインターネットではわからなかった、「目に見えない部分」を確かめること。
例えば、結婚式当日に提供しているお料理の味や、会場スタッフによる結婚式への想い、また関わるスタッフのホスピタリティなど。
中でも、どんなスタッフがいるかを知ることはとても重要です。なぜなら会場のスタッフは、お二人が打ち合わせで会場に足を運ぶ期間中ずっと、顔を合わせて一緒に結婚式を作っていく“仲間”になるのだから。

一度伝えただけで、みんなが自分たちのことをわかってくれる安心感。
自分たちのことをすごく考えてくれて、期待以上の答えが返ってくる嬉しさ。
いつ行っても、会場全体で自分たちを迎えてくれているという特別感。

こういった感情の積み重ねによって、結婚式を控えたお二人の精神バランスは良好に保てるのです。逆に、何度も説明しなければならなかったり、問い合わせてもなかなか返事がなかったり。なんだか流れ作業的で、言ったことしかしてもらえなかったら・・・「これでいいのかなあ？」と不安を抱えたまま、式当日を迎えることになるでしょう。お二人は決して、何百組のうちの1組なんかじゃなくて、スペシャルな存在なのに！

つまり、会場の雰囲気は、結婚式当日の要素。
これに対してスタッフは、式当日だけではなく長い準備期間を左右する要素なのです。
それでも決めかねているなら、こんな方法はいかがでしょう？
会場の雰囲気　×　スタッフ　＝　何％になるか、かけ算をしてみるのです。例えば・・・

ケース1）会場の雰囲気（最高だから100％）×スタッフ（ちょっと不安だから0.8）＝80％
ケース2）会場の雰囲気（まあまあだから80％）×スタッフ（期待以上だったから1.5）＝120％
どちらの会場を選ぶべきかは、一目瞭然ですね。

スタッフの対応を観察する

ところで、このご質問の方は、どんなことがあって「スタッフの対応が不安…」と思ったのでしょう？例えば・・・

・見学予約の電話をした時、スタッフの対応が悪かった？
・会場に着いて予約者名を言ったら「確認します」って待たされた？
・化粧室の場所の説明がわかりにくくて迷子になりそうだった？
・それとも、試食会で料理を運ぶスタッフがやる気なさそうだった？（笑）

これらは全部、プランナー【以外】のスタッフのダメな例なのですが、実はここがポイントです。なぜなら、結婚式は担当プランナー1人で作るものではなく、会場のスタッフ全員で作るものだから。いい会場では、プランナーを含めすべてのスタッフが情報を共有できています。その結果・・・

・見学予約の電話を受けたスタッフがいい感じで、見学に行くのが楽しみになるはず
・いよいよ会場に到着したら、「○○様ですね、お待ちしておりました！」と歓迎されるはず
・化粧室の場所をたずねたら、「ご案内します」とエスコートしてくれるはず
・そして試食会では、サービススタッフと話が盛り上がり、シェフがお二人の席に挨拶に来て、料理に対する想いを語ってくれることでしょう！

ここで、「あれ？プランナーさんはチェックしなくていいの？」と思ったあなた、さすがです。
結論から言えば、お二人をご案内する担当プランナーは「デキて当たり前」、プレゼンテーションも完璧なはずなので、観察対象から外しても大丈夫でしょう。強いて言えば、「ここまでしてくれるんだ！」とお二人が感激するぐらい、期待を上回る提案力のあるプランナーに出会えると最高ですね。
結婚式は、当日まで目に見えない要素が多いうえに、やり直しができません。
だからこそ、安心して任せられるスタッフたちと一緒に、「いい結婚式になりそう」という期待感を持ち続けて準備を進めていただきたいと、心から願っています。