結婚式には、人気の日にちがいくつかあります。
人気だけに予約が殺到しますし、会場側にとっても割引する理由がないので、人気「ではない」日にちを狙えば、安くする方法がいくつか見つかりますよ。
人気ではない日にちを探すポイントは、次の4つです。
シーズン
お日柄
曜日
時間帯
早速、具体的に紹介しましょう!
Point 1)オフシーズンの割引や特典は、かなりお得です。
オンシーズン、つまり人気のシーズンは4・5月の春と、10・11月の秋。
桜や紅葉がキレイで気候もよく、ゲストを招待しやすい“結婚式シーズン”です。
つまり、オンシーズンは割引や特典などがほとんど付きません。
逆に、オフシーズンは1・2月の冬と、7・8月の夏。
気候的に敬遠される方が多く、でも、会場側としては空きを埋めたいため、サマープランやウィンタープランといった、お得なプランを作ります。
このシーズン特典や割引は、お値段的にかなりお得です。
「いくら安くても、真夏や真冬はちょっと・・・」という方には、3・6・9・12月のミドルシーズンを狙うという方法もあります。
オフシーズンほど安くはなりませんが、オンシーズンほど高くありません。
例えば、ご親族だけの結婚式なら、みなさまが集まる12月に。
また、3月は職場の異動シーズンでもありますが、そこは逆転の発想をぜひ。
これまでお世話になった方と、これからお世話になる方を一度に招待すれば、結婚式をする意味意図もぐんと深まりますよ。
Point 2)お日柄を気にしなければ、さらにお安くなります。
シーズンの次に料金を左右するのが、お日柄です。
人気のお日柄は、大安・友引・先勝の3つ。
春と秋のオンシーズンで、大安・友引・先勝の日にちは、かなり人気です。
一方、結婚式で敬遠されるお日柄は、先負・赤口・仏滅の3つ。
ここを狙えば、春と秋のオンシーズンでもお安くなります。
先負・赤口・仏滅を選んで特典や割引を付けてもらい、そのぶん、料理のランクアップやおもてなしに力を入れる、という方も増えています。
ただ、年配の方や親御さま、ご親族の中には気になさる方がいる場合も。
お日柄については、必ず親御さまの意見を確かめておきましょう。
ちなみに、お日柄には次のような誕生秘話があるそうですよ。
お日柄が生まれたのは、約三千年以上も前の中国。
今で言う「カレンダー」をもっと売れるようにしようと考えた商人が、賭け事の吉凶を占うために付けたもの、それがお日柄のルーツだとか。
それがそのまま日本に伝わって、おもに冠婚葬祭に結びついたのだそうです。
Point 3)平日のウエディングは狙い目です。
シーズン、お日柄、の次に料金を左右するのが、曜日です。
人気なのはやっぱり、ゲストを招待しやすい土日祝。
その中でも、土曜日は翌日にゆっくりできるため、真っ先に埋まります。
ということはつまり、土日祝を避けると料金はお安くなるのです。
平日なら、結婚式が少ないので時間も比較的ゆっくりできますし、遠方から来られるゲストのために、ホテルを予約するのもラクでしょう。
お仕事柄、平日しか休みが取れない方にとって魅力的なのはもちろん、あえて平日に招待することで、ゲストに平日のお休みをプレゼントするのも素敵ですよ。
「平日は、やっぱりムリかなあ・・・」という方は、次に注目!
土日祝でも料金を安くする方法は、あります。それが「時間帯」です。
Point 4)夕方のウエディング、実はメリットがいっぱい!
結婚式の時間帯は、おもに「昼」と「夕方」の2種類です。
人気なのはやっぱり「昼」ですね。
遠方からのゲストも出席しやすいし、披露宴に続けて二次会も行えますから。
つまり、オンシーズンの土曜の昼、ここがいちばん人気の日にちとなります。
そこで、狙い目なのが「夕方」。
「夕方」の結婚式は一般的ではないため、会場によっては割引対象ですし、人気の曜日「土日祝」の中でも、日曜・祝日の夕方は敬遠されがちなので、特典や割引もたくさん付けてもらえるでしょう。
夕方のウエディング。
ちょっとイメージしづらいかもしれませんが、実はメリットがたくさんあります。
1つは、何と言っても料金的にお得であること。
もう1つは、演出の幅が広がること。
キャンドルや映像を使った演出も、夕方だからこそロマンティックで素敵です。
むしろ昼間よりも、演出効果が高まると言っていいでしょう。
さらにもう1つ。
披露宴と二次会を一緒に行うことができるのもポイントです。
「披露宴に招待する方と、二次会に招待する方の線引きが難しい」
というお声をよく聞くのですが、一緒にすれば悩む必要もありませんよね。
それどころか、人数が増えるほどご祝儀の総額も増えるので、結果的に、おふたりの負担が少なくなるという料金的なメリットも!
予算がたっぷりあるので、やりたいことをガマンする必要もありません。
きっと、会場との打合せがもっと楽しくなると思いますよ。
いかがでしたか?
結婚式を安くするためのポイントを4つご紹介しましたが、この中に、あなたにとって「これ、いいかも!」と思えるものがあれば、とても嬉しく思います。
最後に、「どれもあまりしっくりこなかった」という方のために。
料金的に一番安いのは、「直近のウエディング」です。
結婚式まで3カ月〜半年以内の日にちで、会場に空きがあればかなりお得!
会場側も、空いている日にちが埋まるなら、という理由でお安くできるからです。
直近プランを用意している会場もありますので、気軽に問い合わせてみては。
シーズン、お日柄、曜日、時間帯、そして直近。
これら5つの安くなるポイントを上手に使って、素敵な結婚式を実現してくださいね。
伊東 彩夏 Ito Ayaka |
ブライダル専門学校在学中、ホテルとゲストハウスの2カ所で婚礼アルバイトをし、その温度差を実感。「新郎新婦の思いを共有し、本当の意味でのいい結婚式を」との思いが募って2013年、アルバイト先の会場を運営するバリューマネジメント社に新卒入社。現在は鮒鶴 KYOTO KAMOGAWA RESORTのチーフプランナーとして活躍中。目標は「婚礼業界を改革し、底上げに貢献できるプランナーになること」
バリューマネジメントグループ