「再婚の場合、カジュアルな会費制パーティのほうがいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことがありますが、再婚・初婚に関係なく、みなさまにお伝えしたいことがあります。
結婚式は、新しいパートナーと一緒に、新しい人生の第一歩を踏み出す日。
これまで応援してくださった方々に感謝を伝え、絆をより深める特別な日。
ゲストのみなさまも、おふたりを祝福したいとの気持ちでいっぱいだと思います。
そしてそれは、再婚でも初婚でも、同じことです。
なぜなら、おふたりにとっては再婚でも、“おふたりで挙げる結婚式”は初めてで、2回目じゃないのだから。
ご祝儀とは、ゲストの気持ちを受け取ること
ご祝儀=お祝い金のイメージが強いかと思いますが、実はそれだけではありません。
結婚式というお祝いの儀式自体が「祝儀」であり、新郎新婦への祝辞も「祝儀」。
つまり、ご祝儀はゲストの気持ちそのもの。
ご祝儀をいただくことは、ゲストの気持ちを受け取ることなのです。
これに対して会費とは、結婚式に限らず、イベント費用の負担を主催者がゲストにお願いすること。スタンスとしては合理的ですが、お祝いしたいというゲストの気持ちが置き去りにならないでしょうか?
ご祝儀制か、会費制かって、新郎新婦の都合で決めることではないと思いませんか?
まず、ゲスト目線で考えてみましょう
どんなスタイルの結婚式にするかを考えるうえで、大切なのは「ゲスト目線」です。
例えば、職場の上司や取引先の社長といった目上の方はVIPゲスト。会費制パーティだと失礼にあたります。
また、ご親族はとくに、ご祝儀を用意されるのが一般的です。「会費制なのでご祝儀は遠慮します」と言われると、戸惑ってしまわれることでしょう。
招待するゲストの顔ぶれを考えてみると、ご祝儀制にするべきか、会費制でいいのか、自然と見えてくると思いますよ。
おもてなしは、おふたり目線で
「ゲスト目線」と同様、「おふたり目線」で考えることも大切です。
それが、おもてなしのテーマになるからです。
料理にはこだわりたい。引出物もゲストに合わせて贈り分けをしたい。
そんなおふたりには、ご祝儀制パーティをおすすめします。
気軽に来てほしい。友人だけでワイワイ楽しみたい。
それなら、会費制パーティも視野に入れましょう。
ご親族だけで挙式&会食をした後、ご友人だけの会費制パーティという方法もあります。
いかがでしたか?
ご祝儀制パーティも、会費制パーティも、おふたり自身でカスタマイズできるもの。
どんな方を招待するのか(ゲスト目線)
どんなふうにおもてなしがしたいのか(おふたり目線)
この2つのポイントを総合的に考えて、おふたりらしいパーティを実現してくださいね。
酒徳 あい子 Sakatoku Aiko |
小学校教諭を目指して発達科学・心理学を学んでいた大学在学中、兄の結婚式で「幸せが伝播していく仕事」に出会い方向転換。2013年、バリューマネジメント社に新卒入社し現在、鮒鶴KYOTO KAMOGAWA RESORTのウエディングプランナーとして活躍中。1組ひと組にかける時間とエネルギーを最大化するため、接客以外の業務効率化、自己研鑽に励む。目標は「おふたりの思いがゲストに全部伝わるように、結婚式自体のクオリティを上げること」
バリューマネジメントグループ