結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みに プランナーの本音トーク続々!プロフェッショナルガイド

ご質問の方の年齢は、おそらく30代半ば〜後半ではないでしょうか。
というのも、この年代の方の多くから実際に次のようなご相談を受けるからです。

1)友だちはみんな結婚して育児中。何かと物入りなのに、ご祝儀をもらうのは申し訳ない…
2)家事や育児で忙しいから、子どもを預けて来てもらうのはタイヘンかも…
3)クオリティは絶対に下げたくない。だって、みんな結婚式には何度か出席していて目が肥えているから…

「そうそう!」「やっぱり、気になるよね」と、同世代の方はとくに同感なさったのではないでしょうか?
ご安心ください、すべて解決できます。

1)ご祝儀の負担を減らすなら「会費制」

ご友人からのご祝儀の相場は、平均3万円と言われています。
育児や住宅ローンなど何かと物入りな時に、3万円という金額は大きいですよね。
それなら、お一人1万円の会費をちょうだいして、ビュッフェスタイルの披露パーティにしませんか?気軽にお越しいただけると思いますよ。

会費をゼロ円にすることも可能です。
それは、挙式のみに参列していただくという方法。
挙式だけなら会費は不要ですし、何名参列していただいても大丈夫です。
アフターセレモニーや、お見送りの時間をとって、その後、ご家族だけで会食の場を設けられるとよいでしょう。実際に、挙式100名、会食20名という結婚式もございました。
会食の後で、1名7000円ぐらいの会費制パーティを開いた方もいらっしゃいます。

2)労力の負担を減らすなら「場所」と「お子さまのケア」を

おふたりの出身地が離れている場合、どちらかのゲストに遠方から来ていただくことになりますよね。ましてや、子どもを預けて…となると、申し訳ない気持ちでいっぱいに。
いっそのこと、おふたりが出向く、という方法はいかがですか?
新郎さまの地元、新婦さまの地元、それぞれで披露パーティを開くのです。
ゲストの負担が減らせるのはもちろん、より多くのご友人に祝福していただけると思いますよ!

また最近では、お子さまを預ける手間を省くために、披露宴会場にキッズルームやお子さま専用のスペースを作る方も増えています。
お子さまのお世話をするために、披露宴に出席しないご主人が付き添われたり、プロのベビーシッターを頼まれる方もいらっしゃいます。

3)クオリティを下げないなら「直近」。Webでの打合せも可能

「ご祝儀の負担は減らしたいけど、せっかく来てもらうならビュッフェではなく、美味しいフルコースでもてなしたい」というお声も、すごく多いです。
とくに、これまで出席された披露宴がフルコースだったら、いくら1万円の会費制だからといってビュッフェ料理では、何だか申し訳なくなりますよね。
とはいえ、不足分をすべておふたりで負担するのも、正直なところツライですよね。

そこでご提案したいのが、直近のウエディングです。
結婚式場は、3〜4カ月前のいわゆる「直近日」に空きがある場合、ディスカウントするのが一般的です。人数にもよりますが、通常より3割程度お安くなるのではないでしょうか。
素敵な会場で、美味しいフルコースをふるまって…と、クオリティは下がらないのに価格は3割ほど安い。となれば、1〜2万円の会費制でも、おふたりの負担は増えないはずです。

「たったの3〜4カ月で、結婚式の準備はちゃんとできるの?」

そんなお声も聞こえてきそうですが、ご安心ください。
最近は、会場までお越しいただく回数を減らし、Webで打合せができる会場が増えています。
私どもが運営する会場でも「マイページ」というWeb機能を導入し、引出物選びや席次表作りなどをPCやスマホで、24時間いつでもしていただけるようになりました。
3〜4カ月の短い準備期間でも、大丈夫ですよ。

いかがでしたか?

結婚式のクオリティは下げずに価格を下げて、そのうえ、家事や育児で忙しいご友人のさまざまな負担を減らす方法をご紹介しました。
おふたりに合う方法で、最大限のおもてなしを実現してくださいね。
なぜなら、育児中の主婦にとっておふたりの結婚式は、おしゃれして出かけたり、美味しい料理や会話を楽しんだり、何より、日常から解放される貴重なチャンスなのだから。

藤原 歩美

Fujiwara Ayumi

大学在学中のアルバイトでプロポーズの瞬間に立ち会い、人びとの人生に関わる仕事の素晴らしさを知る。2011年、バリューマネジメントに新卒入社。京都、滋賀、神戸の3会場でキャリアを積み、現在、神戸迎賓館チーフプランナー。将来の夢は、自社のプランナー教育だけではなく、もっと多くの会場に幸せな結婚式運営のノウハウを伝えられる人材になること。
バリューマネジメントグループ