結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みに プランナーの本音トーク続々!プロフェッショナルガイド

35歳からの結婚式を成功させるコツが知りたい・・・う〜ん、共感します!
なぜなら、私も35歳目前のリアル世代だから。
実際に同世代の新婦さまとお話していると、「あ、わかる!」と思うことが多いです。
例えば、20代の頃とは優先順位の付け方がちがうし、職場でのポジションや忙しさもちがう。
結婚式のために使える時間もちがいますよね。

そこで、35歳オーバーのリアルな悩みを3つ、ご紹介します。
もちろん、ウエディングプランナーだからこそお伝えできる、解決策付きですよ!

1)形態の悩み「誰を呼んだらいいの?」

35歳オーバーは、人間関係がフクザツな世代です。
職場では、上司、同僚、部下、取引先など、大切な人間関係が多く、職種によっては他部署の人もおろそかにできないし、フリーランスの方なら人脈も多岐にわたるでしょう。
そのうえ、社会的立場まで考慮すると、いったい誰を呼んだらいいのか?
「正直、招待ゲストを選ぶのがめんどくさい」・・・わかります。
解決策としては、次の2つの方法があります。

【解決策①】今後のつながりに重要な人を優先する
さまざまな人間関係があるかと思いますが、これからのお付き合いを考えて、呼んでおくべき方を優先的に呼びましょう。
優先順位の高い順に、
1)親族/一生のお付き合いが始まります。年齢的にも、きちんとしておくべきでしょう。
2)仕事関係/とくに今後、お世話になることが予想される方はマストです。
3)友人/若い頃に比べるとそう多くはないはず。真の友人を呼びましょう。

【解決策②】家族と親族だけの結婚式
誰を呼べばいいのか迷ってしまい、それが原因で前へ進めないのなら、家族と親族だけの結婚式でもいいと私は思います。
親御さまは、あなたの花嫁姿を見る日を楽しみにしていらっしゃるからです。
あなたにとっては、親御さまにきちんと感謝を伝えられる一生に一度の機会です。
盛大な披露宴じゃなくてもいい。結婚式をあきらめないでください。

2)中身の悩み「何にこだわればいいの?」

35歳オーバーの方は、これまで何度も結婚式に参列してきたはず。
結婚式に対して「目が肥えている」と言っても過言ではないでしょう。
しかも、今はとにかくウエディングスタイルが多彩で自由です。
会場、料理、ウエディングドレス、ギフト、演出・・・「どれも上質なものを選びたいけど、こだわればキリがない!」・・・わかります!

【解決策】すべてにおいて「ゲスト目線」
おふたりのゲストは、結婚式の参列経験が多い方がほとんどかと思います。
だからこそ最重要事項は「おもてなし」、ゲスト目線で選んでください。
会場の雰囲気より、設備や行き届いたサービス。
ウエディングドレスの値段より、料理のクオリティ。
演出に力を入れるより、ゲストにお渡しするギフトに力を入れる。
35歳オーバーの新郎新婦さまは、こう考える方が多いですし、それが正解です。

3)予算の悩み「何かと物入りだから」

そこそこの収入がある方でも、結婚式の予算にはシビアです。
なぜなら、結婚式にかけるお金の優先順位がそう高くない世代だから。
マイホーム、車、そして、子育て資金・・・貯蓄の割当先が若い頃より具体的になってきていて、しかも「いい年だし、親の援助は期待できないし」・・・わかり過ぎます(泣)

【解決策】挙式4〜5カ月前の「直近割引」を狙う
ご祝儀をいただくとはいえ、おふたりの自己負担はいくらか発生するのが現実。
その自己負担額を下げるには、いわゆる「直近割引」がいちばんです。
直近割引とは、挙式日まで4〜5カ月以内に会場に空きがあった場合、通常より安く結婚式が挙げられる割引のこと。大安・友引以外なら、さらに安くなります。

結婚式の準備期間が4〜5カ月。バタバタになりそうで不安ですか?
実は、どの会場でも打合せが始まるのは挙式4カ月前。
つまり、直近と言っても、会場決定から打合せまでの期間が短くなるだけの話なんです。
招待状を出すタイミングは決まっているので、ゲストに失礼にあたることはありません。
むしろ、忙しいおふたりにとっては効率のよい方法だと思いますよ。

いかがでしたか?

リアル世代の私が言いたいことは、ただひとつ。
どうか、「もうこんな年齢だから」などと、結婚式をあきらめないでください。
35歳からの結婚式は、抑えるべきポイントを抑えれば必ず成功します。
きっと、みなさまからほめられる素敵な結婚式になるはずですよ。

河合 美香

Kawai Mika

インターネット通販会社でアパレルのバイヤーを経験後、「人と触れ合えて、女性が長く輝ける仕事がしたい」との思いが募り、関西にあるウエディングスクールに入校。卒業後、関西のウエディング会社に就職。3会場でウエディングプランナーを経験後、現在、「ザ・スイート銀座」のゼネラルマネージャー。
バリューマネジメントグループ