はじめてウエディングドレスに触れたときの感動は、花嫁だけが知る最高のシアワセ。夢の舞台で自分らしく輝くために、衣裳選びにはたっぷりと時間をかけておきたい。「あれもこれも気になる」といろいろな迷いが出てくるのは、夢見るブライズにとって当然のこと。余裕のある計画と早めのアクションを心がけていれば、納得のいく一着がきっと見つかるはず! 衣裳の最終決定は、結婚式の準備が本格化する3ヶ月前を目標に。憧れの花嫁像をイメージしながら、こだわりいっぱいのコーディネートをかなえて。
衣裳選びのスケジュール
- 挙式10~5ヶ月前
-
□雑誌やインターネットで情報収集
□ショップの下見&フィッティング
洋装or和装?会場の雰囲気も考えながら、気になる衣裳をピックアップ! - 挙式4~3ヶ月前
- □衣裳を決定
フルオーダーで手配する場合は、なるべく早めに発注を - 挙式2~1ヶ月前
- □小物のコーディネートを決定
□ヘアメイクの打合せ(orかつら合わせ)
□ブライダルインナーの購入
ブーケの手配もこの時期に! - 挙式2~1週間前
- □ヘアメイク・ドレスの最終リハーサル
ドレスショップに行ってみると、憧れのウエディングドレスが壁一面にずらり! 豊富なデザインのなかから、自分に似合うものを探すのは至難の業といえるかも。ドレス選びのポイントは、憧れや好みに偏らず、挙式会場のイメージや自分の体型に合っているかなど、総合的な判断を心がけること。新郎や相談にのってくれるスタッフに感想や意見を求めながら、100点満点のドレスを見つけて。
プリンセス |
マーメイド |
Aライン |
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上半身はコンパクトに、ウエストから下はボリュームたっぷりのスカートを。メリハリのついた美しいシルエットをお姫様気分で可愛く着こなせるデザイン | ヒザから下のフレアが人魚のように見える細身のシルエット。気品あふれる大人のスタイルが魅力。背が高くて痩せ型の人におすすめ | 体型に関係なく着こなせる魔法のAライン。ウエストに切り替えがなく、アルファベットのAのように均整のとれた美しいドレスラインが特長 |
スレンダー |
エンパイア |
ベルライン |
ミディ(ミニ)丈 |
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縦長のラインを強調したスリムなシルエット。大人の雰囲気とスタイルのよさが際立つスレンダーは、マーメイドと同様、長身で細身の人向け | クラシカルに着こなせるイマドキのドレス。バストラインから下をゆるやかに包み込んでくれるので、おなかの膨らみが気になるマタニティブライドにもおすすめ | ベル(鐘)みたいな丸みのあるラインが女性らしさを強調。ふくらみをもたせたスカートは、気になる下半身をカバーしたいときにも大助かり | 少女のように可憐なひざ丈のドレス。ストッキングや靴のコーディネートで個性派ファッションを楽しめるのもこのデザインならでは |
ドレスを選ぶときに知っておくと便利なのが、小物やアクセサリーのこと。ひとつコーディネートを誤ったら、期待していたドレスもなんだかイマイチな感じに。もっとステキにドレスを着こなすために、気になる小物やアクセサリーを見つけたら、早めにチェックしておこう。
アクセサリー
ネックレスやイヤリング(ピアス)などのアクセサリーは、ドレスの魅力を引き立てる脇役として、小ぶりなものを品よく取り入れるのがおすすめ。あまり華美なものは避けたほうが、全体がまとまって美しく見える。ドレスを着た状態で全身のバランスもチェックして
グローブ(手袋)
キリスト教式では肌を隠すという決まりから必須のアイテム。グローブの長さ(ショート丈orロング丈)や素材は、アクセサリーを合わせるときと同様に、ドレスを着た状態で相性のいいものを選ぶようにして
シューズ
ウエディングドレスには、白かオフホワイトのヒールを合わせるのが基本。ドレス丈や新郎との身長差をヒールで調整するときは、歩きやすいかどうかのチェックも忘れずに。ドレスの裾を持ち上げて歩くこともあるので、靴の素材は見えても美しいサテンやエナメルを選んで
ベール
花嫁の頭につけるウエディングベールも教会式のマストアイテム。軽やかで使いやすいショートベールや優雅なロングベールなど、バリエーションも豊富。会場の雰囲気や当日のヘアスタイルに合わせて、好みのタイプを選んで。ウエディングベールには、悪いものから花嫁を守るという意味も
ヘッドドレス
ウエディングドレス専用の髪かざりのこと。クラウン、ティアラ、ボンネなど。アクセサリー感覚で頭にのせたり、髪を固定した部分のピン隠しに使うときも。ヘッドドレスとは別に、生花はヘッドコサージュと呼ばれているので、注意して
ウエディングドレスを美しく着こなすための下着があるって、知ってた? 通常の下着よりもやや高価だけど、自分専用のインナーが有るのと無いのとでは、ドレスラインの出かたにかなりの違いがあるみたい。実際に試着OKなものが多いので、売り場に直接訪れるか、衣裳コーディネーターに相談してみて。
ブライダルインナーの選びかた
- 専門スタッフにアドバイスをもらい、正しいフィッティングで自分に合うサイズを選ぶ
- 着用するドレスに合わせて、必要な下着をそろえる
- 透け防止にもなるので、色は白かベージュが◎
- インナーとドレスを一緒に試着し、実際の補正力を確かめる
1. スリーインワン | 2. ロングラインブラ | 3. ウエストニッパー | 4. パニエ |
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ブラジャー、ウエストニッパー、ガーターベルトが一体になった補正下着。使いやすさで選ぶなら、セパレートタイプがおすすめ | 腰までのラインをスッキリとさせ、理想的なバストラインをつくるロングタイプのブラジャー。ストラップの取り外しができるものがベター。バストのボリュームや高さを調整できるパッドもあるとうれしい | ウエストラインを引き締める補正インナー。ブラジャーと一体になったものがロングラインブラ | 張りのある生地とワイヤーを使って、スカートのボリュームを調整するアンダースカートのこと。通常はドレスとセットになっているので、購入の必要はなさそう |
5. ロングガードル | 6. ガーターベルト | 7. フレアパンツ | |
ヒップラインを形よく整えるロングガードルは、細身のドレスを着るときの優秀アイテム | ストッキングを留めるもの。「サムシングブルー」にちなんで青をほどこしたデザインが人気 | ドレスを着たときの摩擦を少なくして、足さばきをよくするもの。着付けスタッフに手伝ってもらうときにも、これを履いていればお互いに安心 |
お気に入りの衣裳を着て、鏡の前に立つと、真正面のアングルばかり気になるもの。でも、衣裳のフィッティングは、360度ぐるりとチェックするのが正解。バージンロードを歩く姿やお辞儀をするシーンなど、当日は全方向からゲストに見られていることを忘れないで。試着をした衣裳は、バックスタイルや横からのアングルも写真に撮っておこう。
フィッティングをするときには
- 歩く、座る、立つなどの動作をしたときに違和感はないか
- 挙式や披露宴をする会場のイメージに合っているか(会場映えするか)
古式ゆかしい和の挙式といえば、やっぱり白無垢が定番。とはいえ、「艶やかな着物も一度は着てみたい」と、披露宴のお色直しや前撮りに色柄入りの着物を取りいれる人も多いみたい。和装のことがよくわからないという花嫁は、いちど衣裳係のスタッフを訪ねて。和装の魅力や費用のことなど、何でも教えてくれるはず。
白無垢 |
色打掛 |
引振袖・本振袖 |
新和装 |
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「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味から、打掛けから掛け下、帯や下着、小物まで、すべてを白で統一した、もっとも格式の高い花嫁衣裳。印象深い綿帽子の組み合わせができるのは白無垢を着たときだけ(ほかの着物に綿帽子は合わせられないので注意して。角隠し+白無垢の組み合わせはOK | 色鮮やかな下地に縁起のよい文様と刺繍をほどこした色打掛は、挙式にも披露宴にも取り入れやすいのが特長。正礼装で式を挙げるなら、文金高島田+角隠しの組み合わせを。披露宴やお色直しのときは、モダンな洋髪を合わせるのがオシャレ! | 裾を引いた引振袖や袖丈が長めの本振袖も、日本の伝統和装のひとつ。なかでも、黒地に豪華な柄をあしらった黒引振袖は、シックな雰囲気が大人の花嫁に人気。披露宴を華やかにしたいときは黒以外の明るい色がおすすめ | 伝統の和装をモダンにアレンジした新しい感覚の着物。オーガンジーやサテンなどの素材を使った自由で斬新な新和装は、洋風の会場にもベストマッチ。雑誌やインターネットでも多く取り上げられているので、気になる花嫁はチェックしてみて |
和装にも決められた下着や小物がたくさんあるので、それぞれの意味を理解しながら、身につけることを心がけて。わからないことは、係の人に確認しながら準備していけばOK。
自分にぴったりのブーケを見つけたいときは、フラワーコーディネーターと呼ばれる花のプロに相談するのがおすすめ。ブーケのスタイルにもいろいろあり、ドレスに合わせたときの印象やバランスを見ながら選ぶことが大切。打合せ時にはドレスや会場がわかる資料や写真を見せながら、細かい情報まで確実に伝えることを心がけて。
ブーケ選びのポイント
- 花の色や種類、ブーケの形や大きさなど、綿密に打合せをする
- 雑誌の切り抜きなど、サンプル写真があると希望が伝わりやすい
- 予算内で準備したいときは、事前に相談する
- 生花の髪かざりを使いたい人は、ヘッドコサージュも一緒に発注する
1. キャスケード | 2. ラウンド | 3. クレッセント | 4. アーム |
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滝の流れをイメージした存在感のある形。教会式にも映える正統派のブーケは、百合やカサブランカ、バラを使ったアレンジが人気 似合うドレス/プリンセスライン、Aライン、スレンダーライン など |
丸いフォルムが愛らしいラウンドは、どんなドレスにも合わせやすい定番のデザイン。季節のお花をリクエストすれば、コストダウンの期待も 似合うドレス/すべてのドレスラインにOK |
持つだけで優雅な気分になれる三日月型のシルエット。格式のある会場や細身のドレスに合わせると華やかさがアップ 似合うドレス/Aライン、スレンダーライン など |
背の高い花をシンプルに束ねたアームブーケは、スタイリッシュなイメージを演出したいときに◎。カラーやカサブランカなど茎の長い花材を使って 似合うドレス/スレンダーライン、エンパイアライン、マーメイドライン など |
5. クラッチ | 6. オーバル | 7. リング | 8. ボール |
茎を長めに残した花束みたいな形がとってもナチュラル。ブーケトスの演出にもおすすめ 似合うドレス/スレンダーライン、エンパイアライン、ミディ丈 など |
ラウンドを楕円型に変形させた華やかな形。ティアドロップとも呼ばれる。少し大きめサイズのブーケが欲しい人に 似合うドレス/プリンセスライン、Aライン、スレンダーライン など |
永遠の愛をテーマに、花を環状に編み込んだデザイン。リースブーケとも呼ばれる 似合うドレス/Aライン、ベルライン など |
持ち手がついたボール型は、バッグブーケとも呼ぶことも。組み紐を持ち手にアレンジすれば、和装にもぴったり 似合うドレス/Aライン、スレンダーライン、ミディ丈 など |
大切な日のヘアメイクは、やっぱり各専門のプロにおまかせするほうが安心。スタッフと打合せをするときは、雑誌の切りぬきや衣裳の写真を使って、納得のいくまで相談を。具体的なイメージが固まったら、次はリハーサルで実際の仕上がりをチェック! これだけカンペキに準備しておけば、いつもとは違うスペシャルな花嫁姿をみんなに見せることができるはず。
イメージどおりに仕上げてくれるかドキドキ。
前撮りを兼ねてリハーサルを行うのもおすすめ
ヘアメイクリハーサルのポイント
- 衣裳が決まったら、ヘアメイクの具体的な打合せをする
- 希望のヘアスタイルに合わせてヘッドドレスや生花も検討する
- 流行を追うばかりでなく、プロのアドバイスにも耳をかたむける
- リハーサルの実施は挙式日2~1ヶ月前までを目安に
花嫁衣裳へのこだわりをかなえてくれるお色直し。披露宴での衣裳チェンジは、最高に盛りあがるシーンだから、親もゲストも楽しみにしてくれているはず。ただ、忘れてはいけないのが、お色直しの回数が披露宴の時間や費用にも大きく関係してくるということ。自分だけの希望をとおすのではなく、新郎や両家の意見も聞きながら、みんなが納得できる衣裳計画を立てて。
お色直しのパターン一例
- ウエディングドレス+カラードレス
- 洋装2点の定番スタイル。少ない時間で着替えができるのが人気のヒミツ
- ウエディングドレス+ウエディングドレス
- 白ドレス1着でアレンジを楽しむパターン。ヘアスタイルやブーケを変えるだけで、印象もぐんと変わるもの。コスト面も安心
- 白無垢+ウエディングドレス
- 挙式と披露宴の衣裳を白で統一。2着目はカラードレスにする人も
- 白無垢+色打掛+ウエディングドレス
- 挙式は白無垢、披露宴には柄入りの着物とウエディングドレスの2着を用意。披露宴がはじまる前に手早く洋髪にチェンジしておくと時間の短縮に
- 黒引振袖+ウエディングドレス
- 和のウエディングで人気の組み合わせ。挙式も披露宴も洋髪の場合は、ヘアスタイルを変えてアレンジを
挙式当日に美しく輝くために、自分磨きにもお金と時間をかけたいのが花嫁のホンネ。現実に約9割の花嫁がブライダルエステを利用しているという統計も。「私には自己ケアだけで十分」という人でも、挙式の2~3日前にうぶ毛の処理をするブライダルシェービングは利用しておいたほうが◎。
ブライダルエステのポイント
- 少なくとも挙式の3ヶ月前には専門スタッフのカウンセリングを受ける
- プロの力を借りて、メイクが映える肌に仕上げておく
- 敏感肌の人や化粧品トラブルが心配な人は、事前にエステの体験を受けてから、申し込みをすると安心 ※体験の可否や料金はサロンにより異なるので、直接問い合わせを
- ドレスから見えるパーツ(背中や腕、デコルテなど)やうなじ、生え際部分のシェービングは必須