「センスがよくてオシャレ」な披露宴をつくるヒケツは、ふたりのメインテーマに沿って、料理や会場装花、引出物など、すべてのウエディングアイテムに統一感を持たせること。いまから紹介するアイテムのひとつひとつは、ゲストへのおもてなしに関係するものばかり。デザイン性の高さにこだわりつつ、ゲスト目線で丁寧にセレクトすることも忘れないで。困ったときは、ふたりで悩まず、会場スタッフのアドバイスも参考に!
ペーパーアイテムのポイント
- デザインの統一感やテーブルコーディネートとの相性を大切に
- クオリティを重視する人は外注するのがベスト
- 手作りするときは、安っぽくならないように、素材にも注意する
- ①席次表
- ゲストの席がどこにあるかを記したもの。招待客の氏名のほかに、肩書きや新郎新婦との関係を入れることが多い
- ②席札
- ゲストの席を示すネームカード。ひとりずつ手書きのメッセージを添えても
- ③メニュー表
- 当日の料理メニューに、シェフのコメントを追加しても面白い。ドリンクリストも忘れずに
- ④プロフィールパンフレット
- 作成方法にルールはなし。ふたりの生い立ちを年表にしたり、質問形式でプロフィールを伝えるなど、ゲストが楽しんで読める工夫を
- ⑤サンキューカード
- 名刺サイズのカードが一般的。お礼の言葉や新居の案内など
ゲストへのお礼の気持ちをこめて準備する引出物。かつては出席者全員に同じものを贈る人が多かったものの、いまではゲストの顔ぶれに合わせた贈り分けも増えているみたい。ただし、昔のしきたりが残っている地域では、注意が必要。品物を手配する前に、両家で相談しておくと安心。
引出物の種類
- 「記念品」と「引菓子」、合わせて2~3品を用意
- 1人あたりの金額は5000~6000円を目安に(料理・飲み物代の1/3から半分ぐらい)
- 引出物を入れる袋代(300~500円ぐらい)も予算に入れる
- 外部の業者に依頼する場合は、持込料の有無を会場に確認する
引出物の好適品(一例)
- 「記念品」…食器や日用品、インテリア用品、カタログギフトなど。縁起物の食品(かつおぶし、赤飯、かまぼこなど)を組み合わせることも多い
- 「引菓子」…バームクーヘン、焼き菓子の詰め合わせなど
気軽に受けとってもらえる、可愛くて楽しいギフトを用意して
プチギフトとは?
披露宴が終わった直後、会場の出口でゲストをお見送りするときに、新郎新婦が手渡す小さなプレゼントのこと。ゲストひとり一人にお礼の言葉を伝えるきっかけになることから、いまではすっかり定番の演出に。引出物のように決まったルールはなく、ちょっとしたお菓子や小物にメッセージを添える人が多いみたい。
おもてなしの主役ともいえる婚礼料理は、ブライダルフェアの試食会や個人的に会場へ訪れるなどして、実際に自分の目と舌で確認しておきたいもの。披露宴の雰囲気にふさわしい食事スタイルで、ゲストに喜んでもらえる料理をカンペキに準備して。
披露宴の食事スタイル
- 着席
- 自分の席でフルコースを味わう、披露宴でもっとも定番のスタイル
- 立食
- 決まった席を設けないビュッフェ形式。カジュアルなパーティーに
- デザートビュッフェ
- 着席のフルコースと組み合わせるのがベスト。披露宴の後半に、デザートだけを立食スタイルにして、ゲストに自由に食べてもらう演出
- ドリンク
- おもなアルコール類とソフトドリンクは、飲み放題のフリードリンク制を利用すると安心。お酒好きなゲストがいるときは、お酒の種類を増やすor別料金で支払えるかを確認しておく
おもな婚礼メニュー
フレンチ
各国のVIPをもてなす晩餐会ではフレンチがふるまわれるように、フレンチは世界共通のおもてなし料理。披露宴の定番でもあり、美しい盛りつけと上品な味わいをゆっくりと楽しめる正統派フレンチのフルコースがおすすめ
和洋折衷
日本料理とフレンチを組み合せた和洋折衷のフルコースなら、年配のゲストが多いパーティーにも安心。シェフと相談しながらオリジナルのフルコースを作れる会場も
その他
和のウエディングを極めるなら日本料理、カジュアルな雰囲気やリゾート挙式に似合うイタリアン、インパクトのある豪華食材とボリューム感が魅力の中国料理など、婚礼料理のジャンルは多彩。フレンチのフルコースをベースに、ほかのジャンルの料理を1品プラスするだけでも、ふたりらしいおもてなしになりそう
料理を選ぶときのポイント
- 見た目の豪華さ(盛りつけは美しいか)
- 味は美味しいか
- ボリュームと品数
- 値段
- 使っている食材(季節の素材を取り入れているか、食材は安心か、など)
- ゲスト全員に喜んでもらえるか
- 年配の人でも食べやすいか など
新郎新婦の入刀シーンでおなじみのウエディングケーキ。最近では、演出が終わったあとに、みんなで切り分けて食べられる生ケーキが主流に。ふたりが選んだ会場は、ケーキのリクエストに対応してくれるかどうか、事前に確認を。
- ①生クリームケーキ
- 根強い人気の生ケーキは、いちごのトッピングが定番!
- ②フルーツケーキ
- みんなが大好きな季節のフルーツケーキも
- ③シュガーケーキ
- 溶けにくいシュガーペーストを使ったウエディングケーキ。ガーデンでの演出におすすめ(※会場によってはNGなことが多いので必ず確認を)
- ④オリジナルケーキ
- ふたりの似顔絵やお気に入りのマスコットをトッピングするなど、いろいろなアイデアで!
- ⑤クロカンブッシュ
- 小さなシュークリームをツリー状に積み重ねたフランスの伝統菓子。子宝を象徴する意味も。
披露宴のテーマづくりで、もっとも重要なのが会場装花。会場が提携しているフラワーショップに依頼することが多く、リーズナブルな装花プランを用意している会場も。希望のイメージを伝えるときには、具体的な写真や資料があると打合せがスムーズに。
会場装花のポイント
- 新郎新婦が座るメインテーブルとゲストテーブルを中心に
- ウエルカムコーナーやゲストの待合室、チャペルにも装花を依頼する
- 当日の衣裳や会場の内装に合わせて、テーマカラーを決める
- 会場の装飾は、花のボリュームと豪華さを重視(花が少ないと安っぽい印象に)
- 季節感のあるコーディネートもおすすめ。季節のお花をたくさん使えば、コストダウンにつながるメリットも
テーブルコーディネートの準備も会場装花と同じタイミングで。いろいろな会場の写真や雑誌の切り抜きなども参考にしながら、センスのよいコーディネートを考えて。生花にこだわりのワンアイテムをプラスしてみるのもおすすめ!
テーブルコーディネートに必要なアイテム
- 会場の内装や装花に合わせて、テーブルクロスの色を選ぶ
- テーブル装花にキャンドルやリボン、アクセサリー、グリーンの植物など、小物を取りいれてみる
テーブルクロスの柄に合わせてゴールド系の小物や羽飾りを
コーディネート。キャンドルをたっぷり置くと、
よりロマンティックな雰囲気に
和の会場には、あえてオリエンタルな装飾を組み合わせるのが、
オシャレでいまどき。プレートのデザインやカトラリー類の
上質さにもこだわりたい
会場の入り口を知らせるウエルカムボード(案内板)には、来てくれたゲストに歓迎の気持ちを伝える役割も。ボードのデザインは、会場の雰囲気に合わせて自由に! 自分たちで手作りしてもいいし、プロの業者に依頼してもOK。
ふたりの似顔絵入りやミラータイプなど、
趣向を凝らしたデザインが人気
ウエルカムボードの作り方
- 大きさはB4~A3ぐらいを目安に
- ふたりの名前と結婚式の日付(年月日)を記入
- 結婚式を意味する言葉を入れる
(Wedding Reception、Marriage Ceremony など) - ゲストに対する歓迎の気持ちを
(Welcome to~、~with thanks、
Thank you for coming to ~ など)
挙式や披露宴のすべてを写真や映像に残しておくためには、あとで後悔のないように、各分野のプロに任せるほうが安心。
事前にカメラマンと打合せができるので、
撮影しておきたい場所やふたりらしい
ポーズをリクエストしておくと◎
カメラマンの手配を検討するもの
- スナップ写真
- 記念写真
- 前撮り・ロケーション撮影
- 映像(ウエディングビデオ・DVD)