「ブライダルフェア」は、その会場の魅力をふたりに知ってもらうための体感型イベント。休日の大型フェアでは、模擬挙式や料理の試食会が行われる会場も。お目当ての会場は、うっかり参加を逃さないように、早めに開催スケジュールをチェックして。
ブライダルフェアに参加するときは
- 事前にフェアの内容を把握し、参加したいイベントを絞りこむ
- 同日中に複数の会場をまわりたいときは、エリアを絞って効率よく
- 会場の見学を重点的に」「ゆっくり相談をしたい」ときには、平日のフェアも検討する
- 筆記用具とカメラは必需品、資料を持ち帰るために大きめのバッグを
ブライダルフェアのおもな内容
- 相談会
- 会場の空き状況や費用の目安、演出内容など、何でも相談OK(無料)。
- アイテム展示
- 引出物やペーパーアイテム、演出など、実例パターンを紹介。
- ドレス展示・試着会
- ウエディングドレス試着のほか、簡単なブライダルメイクや写真撮影をしてくれる特別な日も。
- 会場コーディネート
- 模擬披露宴といわれるもの。会場の装飾や設備の使い方を実演で紹介。
- テーブルコーディネート
- 定番からトレンドまで、アイデア満載のテーブル演出。
- 料理試食
- 無料のプチ試食コーナー。フルコースの試食を優待価格で受けられる会場も。
- 模擬挙式
- 実際の挙式会場で、新郎新婦モデルによる、本番さながらの挙式シーンを見学。(1日に2~3回行われることが多い)
※来館時には、会場までのアクセス方法や駐車場の有無、周辺環境もチェック。
会場探しをはじめるころには、招待するゲストの予定人数を出しておくこと。以下の流れに沿って、ゲストの選出を行って。
ゲストのリストアップ手順
- 新郎新婦それぞれの関係別に、招待したい人の名前を書きだす(親族、職場関係、友人、その他)
- 主賓と絶対に来てほしい人に印をつける
※必ず呼びたい人、できれば来てほしい人というように優先順位をつけておく
- 両家のバランスがとれているかをチェック
- 両親に報告し、最終人数の調整を
スムーズな会場選びをするためには、ふたりのお財布の中身を知っておくことも必要。ふたりの貯金だけで計画をたてるのもいいけれど、親からの援助や当日のご祝儀も大切な収入源。周囲の助けを借りることも、いまのふたりには必要と考えて。
結婚式に使えるお金はいくら?
下記の表を活用すれば、結婚式に使えるお金の総額が一目瞭然。
- A現在のふたりの貯蓄 万円
Bこれから貯蓄できる見込み額 万円
C両家の援助見込み額 万円
Dご祝儀の見込み額 万円
- ふたりが使えるお金の総額
<A+B+C+D>
1 合計 万円
- 結婚式以外に必要なもの
Eハネムーン費用 万円
F新生活準備費用 万円
- 結婚式に使えるお金<1 -(E+F)>
2 合計 万円
次に決めておきたいのが、具体的な結婚式の日取り。ふたりの都合のよい時期はいつか、また、親を通じて親戚や媒酌人の希望も事前に確認しておくこと。
結婚式の日取りを検討するときは
- 結婚式の準備期間にはできるだけ余裕を持たせて
- ゲストみんなが訪れやすい日時を考える
- 過ごしやすい季節かどうか、シーズンで選ぶ
- プラン料金を検討して決める(オフシーズンや平日、時間帯などで格安になる場合も)
会場の下見では、豊富な知識を持ったウエディングプランナーが案内人をつとめるケースがほとんど。会場をまわりながら、ギモンに思ったことはそのつど質問して。下見を行う時期は、ブライダルフェアのときでもいいし、ふたりの都合が合う日にあらためて訪問してもOK。いずれの場合も、自分の目で納得できるまで、会場を見ておくことが大切!
挙式会場
- 挙式会場のタイプは?(チャペル・神殿・ガーデン・その他)
- バージンロードの雰囲気は?
- 式場の大きさ、天井の高さは?
- パイプオルガンなど、生演奏ができる?
- 一日に何組の挙式ができる?
- 写真・ビデオの撮影は可能?
- どんな演出ができる?(フラワーシャワーなど)
- 雨天のときに対応できるスペースがある? など
披露宴会場
- 会場の雰囲気は?(資料で見た印象と比べてどうか)
- 予定している列席者を収容できる?
- 会場の内装は?
- 会場装花のセンスはどう?
- テーブルの配置に一体感はある?
- 椅子の座り心地は?
- 音響や照明の設備は充実している?
- 挙式会場からの移動はしやすい?
- 窓からの眺望は? など
料理
- 料理の種類は?(フレンチ・和食・和洋折衷・中国料理など)
- ゲストに満足してもらえるメニューがある?
- 盛り付けやボリュームは?
- 料理の試食はできる?
- フリードリンクの内容は?
- ゲストの嗜好やお子様メニューの対応は?
- オリジナルケーキもオーダーできる?
- デザートビュッフェの演出は可能? など
衣装
- 衣裳のバリエーションは豊富?(白ドレス、カラードレス、和装など)
- 衣裳のセットプランはある?
- 外部からの持込は可能?
- ヘアメイクリハーサルができる?
- 小物の種類は豊富にある?
- ブーケの手配はどこで? など
ウエディングアイテム
- ペーパーアイテムの種類は?
- 写真やビデオ撮影のプランは?
- 前撮りもできる?
- 引出物の手配は? など
そのほか
- 会場までのアクセス方法、送迎バスの有無
- 周辺のロケーション(観光スポットはある?)
- 会場の空き状況、仮予約の期限は?
- パックプランの検討や料金の満足度
- スタッフの対応は?
- 持込ができるもの、ダメなものは?(持込料の確認も)など
気に入った会場と日取りが決まったら、ひとまず仮予約(=会場の仮おさえのこと)の手続きを。仮予約できる期間は、およそ1週間と考えて。
※最近は仮予約システムのない会場も多い様子。もしも、その会場を気に入って、しかも「どうしても、この日に結婚式がしたい」という希望日があるなら、ふたりでよく相談して予約の申し込みを。
仮予約をするときには
- 仮予約をする前に、会場の見積りを入手する 結婚のお金/Chapter1-2
- 仮予約の期間中(約1週間)に、親との相談や、ほかの会場候補との比較をする
- 第一希望の日時に予約が取れない場合は、第二希望で仮予約をし、1週間後にもう一度問い合わせる